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入居前にチェック!蜂の巣ができやすい物件
これから新しいアパートやマンションを探そうとしている方へ。快適な新生活を、蜂の恐怖に脅かされないために、内見の際に、ぜひチェックしてほしい「蜂の巣ができやすい物件」の特徴があります。これらのポイントを知っておくだけで、将来のリスクを、ある程度予測し、回避することができます。まず、最も重要なチェックポイントは、「周辺環境」です。物件のすぐ近くに、公園や、雑木林、川、あるいは手入れの行き届いていない空き地など、緑豊かな環境が広がっていませんか。自然が豊かなのは、住環境としては魅力的ですが、それは同時に、蜂にとっても餌が豊富で、活動しやすい環境であることを意味します。特に、スズメバチは、樹木や土の中に巣を作ることが多いため、こうした物件は、遭遇リスクが相対的に高まります。次に、「建物の構造と設備」です。物件の「軒(のき)」が、深く出っ張っているデザインではありませんか。深い軒下は、雨風をしのぎやすく、アシナガバチやスズメバチにとって、絶好の巣作りポイントとなります。また、ベランダや共用廊下の「天井の形状」も確認しましょう。照明器具や、配管、あるいは梁(はり)などが、複雑に入り組んでいる構造は、蜂にとって、巣を固定しやすく、隠れやすい、魅力的な場所となります。逆に、天井がフラットで、シンプルな構造の物件の方が、巣を作られにくいと言えます。「エアコンの室外機の設置場所」も、見落とせないポイントです。室外機が、ベランダの隅の、壁に囲まれた狭い場所に設置されていると、その裏側が、アシナガバチの格好の巣作り場所となります。最後に、「過去の被害履歴」について、不動産会社の担当者に、正直に尋ねてみるのも良いでしょう。「この物件や、近隣で、過去に蜂の巣の被害はありませんでしたか?」と。もちろん、必ずしも正確な情報が得られるとは限りませんが、その質問に対する担当者の反応も、一つの判断材料となります。これらのポイントを、物件選びの新たな視点として、ぜひ加えてみてください。
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大家さんが対応してくれない時の対処法
蜂の巣を発見し、大家さんや管理会社に報告したものの、「それは入居者さんの方で対処してください」と、冷たくあしらわれてしまった。あるいは、何度も連絡しているのに、一向に対応してくれる気配がない。そんな、不誠実な対応に直面してしまった場合、私たちはどのように行動すれば良いのでしょうか。泣き寝入りして、危険と費用を自ら負担するしかないのでしょうか。いいえ、諦めるのはまだ早いです。いくつか、取りうるべき対抗策が存在します。まず、第一段階として、再度、冷静に、しかし毅然とした態度で、交渉を試みます。その際、感情的に訴えるのではなく、客観的な事実と、法律的な根拠を提示することが有効です。蜂の巣がもたらす健康被害のリスク(アナフィラキシーショックの危険性など)や、万が一、他の入居者や近隣住民に被害が及んだ場合の、大家さん自身の「土地工作物責任」について言及し、放置することの危険性を、論理的に説明します。そのやり取りは、後々の証拠となるよう、メールなどの書面で行うか、電話の内容を録音しておくのが賢明です。それでも大家さんが動かない場合は、次の段階として、地域の「消費生活センター」や、自治体の「住宅相談窓口」といった、第三者機関に相談するという方法があります。これらの機関は、専門の相談員が、過去の判例や法律に基づいたアドバイスをしてくれるだけでなく、場合によっては、大家さんとの間に入って、交渉の仲介(あっせん)を行ってくれることもあります。行政という公的な立場からの助言は、大家さんに対して、大きなプレッシャーとなり得ます。最終手段としては、やむを得ず、自分で駆除業者に依頼し、その費用を、後から大家さんに請求するという方法も考えられます。この場合、駆除前の巣の写真や、業者からの見積書、領収書といった、客観的な証拠をすべて揃えておくことが絶対条件です。場合によっては、家賃からその費用分を相殺する(相殺権の行使)という、法的な手段も考えられますが、これは関係性を決定的にこじらせる可能性があるため、弁護士などの専門家に相談の上、慎重に進めるべきです。