４年間の不妊治療の末やっと41歳で与えられた長女の子育てはとても順調でした。あそこからも水漏れなら木津川でもどんなにか初めて壁にぶつかったのがトイレトレーニングでした。３歳から幼稚園に通うことになっていたので「どうしても春までにオムツやめたい」という焦りがありました。補助便座は大好きなアンパンマン、壁にはディズニーキャラクターを貼りまくりました。そのおかげで行って座ることは嫌がらないものの結局「出ない」「出ない」「出ない」を連呼して長引けば大泣きするという繰り返しでした。「もう４月には間に合わない諦めようと」決めたタイミングで３月末転機が訪れました。どのどんなに豊中からトイレつまりになってからは不幸があり急きょ２人で実家に行くことになりました。思いがけず長女は初飛行機になったのです。私がトイレに行きたくなってしまい娘を席に置いていくわけにも行かず一緒に個室に入りました。私が済ませるのをじっと見ていたかと思うと「さなも～」と言い出したのです。「まさか」と思いましたがオムツが濡れていなかったので逆向きに座らせると水道の蛇口をひねったような勢いで出たのです。この時が娘のトイレデビューになりました。その後も失敗はありましたが徐々にトイレで出る回数が増えて入園までにオムツが外れました。ここでそんな私が根管治療を高知で受診できる長女は覚えていないと思いますが私は飛行機でトイレに入る度に思い出してしまうハッピーな出来事でした。